“淮河”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わいが83.3%
わいか16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
袁紹あざな本初ほんしょといい、汝南じょなん汝陽じょよう(河南省・淮河わいが上流の北岸)の名門で門下に多数の吏事武将を輩出し、彼も現在は漢室の司隷校尉の職にあった。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
楚は揚子江両岸にまたがった南方の国で、孔子の活動した中心からはだいぶ遠い。孔子が淮河わいが流域の蔡に行き、また楚の大夫葉公しょうこうと問答した話は『論語』にある。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
福等は余衆を率いて営に入り、塁門をふさぎて堅守しけるが、福この令を下して、明旦めいたん砲声三たびするを聞かば、かこみを突いて出で、糧に淮河わいかに就くべし、と示したり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
諸将これをあやぶみてものいえども、王かず。いで蕭県しょうけんを略し、淮河わいかの守兵を破る。四月平安小河しょうかに営し、燕兵河北かほくる。総兵そうへい何福かふく奮撃して、燕将陳文ちんぶんり、平安勇戦して燕将王真おうしんを囲む。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)