“明旦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あした25.0%
あす25.0%
みょうあさ25.0%
めいたん25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明石より上陸う不愉快な船中で、如何どうやらうやら十五日目に播州明石あかしついた。朝五ツ時、今の八時頃、明旦あした順風になれば船が出ると云う、けれどもコンナ連中れんじゅうのお供をしては際限がない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
一月ばかり過ぎて、或る日伯は突然われに向ひて、「余は明旦あす魯西亜ロシアに向ひて出発すべし。したがひてべきか、」と問ふ。
舞姫 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
一休一々その本性をさとり、明旦みょうあさ土人を呼び集め、東の野に馬の頭顱、西の藪中に三足の鶏、南の池に鯉あるべしとて探らせると果してあり。
福等は余衆を率いて営に入り、塁門をふさぎて堅守しけるが、福この令を下して、明旦めいたん砲声三たびするを聞かば、かこみを突いて出で、糧に淮河わいかに就くべし、と示したり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)