“魯西亜”のいろいろな読み方と例文
旧字:魯西亞
読み方割合
ロシア50.0%
ロシヤ22.2%
ろしあ16.7%
オロシャ5.6%
ろしや5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「右の内(第五条を指す)には、品物取替の儀、政府に限り候事、取極は之なし、魯西亜ロシア人にてきめて外に品を付け申すべく候」。
空罎 (新字新仮名) / 服部之総(著)
一月ばかり過ぎて、ある日伯は突然われに向かいて、「余はあす、魯西亜ロシヤに向かいて出発すべし。したがいてべきか」と問う。
舞姫 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
魯西亜ろしあ料理のスープへ骨まで盛って来る処が少し野蛮じみて日本風に似ているかもしれない。西洋料理の原則は生理学上から割出してある。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
いやいや、火砲カノンとは申せ、運用発射を鍛練してこその兵器じゃ。魯西亜オロシャ水兵マドロスどもには、分度儀ジャスパー測度計サイドスケールも要らぬはずじゃ。
紅毛傾城 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
ライスカレーは印度いんど料理、魚は魯西亜ろしやで上手に料理するという風に各国ともその長処がある。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)