“淮安”の読み方と例文
読み方割合
わいあん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから年月を経て、万暦の末年頃、淮安わいあん杜九如ときうじよといふものが有つた。これは商人で、大身上で、素敵な物を買出すので名を得てゐた。
骨董 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
きん生はあざな王孫おうそんといって蘇州の生れであった。淮安わいあん縉紳しんしんの屋敷の中にいて土地の少年子弟を教授していた。その屋敷の中にはあまり家がなくて、花や木が一めんに植わっていた。
五通 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
このはなしだけでもかなり骨董好きは教えられるところがあろうが、談はまだ続くのである。それから年月を経て、万暦まんれきの末年頃、淮安わいあん杜九如ときゅうじょというものがあった。
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)