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淮安
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わいあん
ふりがな文庫
“
淮安
(
わいあん
)” の例文
それから年月を経て、万暦の末年頃、
淮安
(
わいあん
)
に
杜九如
(
ときうじよ
)
といふものが有つた。これは商人で、大身上で、素敵な物を買出すので名を得てゐた。
骨董
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
金
(
きん
)
生は
字
(
あざな
)
を
王孫
(
おうそん
)
といって蘇州の生れであった。
淮安
(
わいあん
)
の
縉紳
(
しんしん
)
の屋敷の中にいて土地の少年子弟を教授していた。その屋敷の中にはあまり家がなくて、花や木が一めんに植わっていた。
五通
(新字新仮名)
/
蒲 松齢
(著)
この
談
(
はなし
)
だけでもかなり骨董好きは教えられるところがあろうが、談はまだ続くのである。それから年月を経て、
万暦
(
まんれき
)
の末年頃、
淮安
(
わいあん
)
に
杜九如
(
ときゅうじょ
)
というものがあった。
骨董
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
十一月、
駙馬都尉
(
ふばとい
)
梅殷
(
ばいいん
)
をして
淮安
(
わいあん
)
を
鎮守
(
ちんしゅ
)
せしむ。殷は太祖の
女
(
じょ
)
の
寧国
(
ねいこく
)
公主
(
こうしゅ
)
に
尚
(
しょう
)
す。太祖の崩ぜんとするや、其の
側
(
かたえ
)
に侍して顧命を受けたる者は、実に帝と殷となり。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
崩を聞いて諸王は京に入らんとし、燕王は
将
(
まさ
)
に
淮安
(
わいあん
)
に至らんとせるに当りて、
斉泰
(
せいたい
)
は帝に
言
(
もう
)
し、人をして
勑
(
ちょく
)
を
賚
(
もた
)
らして国に
還
(
かえ
)
らしめぬ。燕王を
首
(
はじめ
)
として諸王は皆
悦
(
よろこ
)
ばず。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
“淮安(淮安市)”の解説
淮安市(わいあん/フアイアン-し,Huáiān)は中華人民共和国江蘇省の中西部に位置する地級市。2001年以前は淮陰市(わいいん-し)と称されており、同名の淮安市は県級市として淮陰市管轄とされていた(詳細は淮安区を参照)。淮河の流域にあり、淮河水系の中国第4位の淡水湖・洪沢湖が西部に広がる。面積は10,030平方km、人口は約455.6万人(2021年)。中華人民共和国の政治家周恩来の出身地でもある。
(出典:Wikipedia)
淮
部首:⽔
11画
安
常用漢字
小3
部首:⼧
6画
“淮”で始まる語句
淮南子
淮南
淮河
淮水
淮陰
淮
淮上
淮西
淮楚
淮泗