“淮水”の読み方と例文
読み方割合
わいすい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すでにして魏の艨艟もうどう淮水わいすいに押し寄せ、附近の要地はその陸兵の蹂躙じゅうりんに委されていると聞えた。孫韶そんしょうは切歯して
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
魏が全力をあげて来た征呉大艦隊は、すでにさいえい(河南省・安徽省)から淮水わいすいへ下って、その先鋒は早くも寿春(河南省・南陽)へ近づきつつあると伝えられた。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
守ろうとすれば、自滅あるのみです。おそれながら、かくなる上は、御林ぎょりんの護衛軍をひきいて、一時淮水わいすいを渡られ、ほかへお遷りあって、自然の変移をお待ちあるしかございますまい
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)