“御林”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎょりん83.3%
おはやし16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
董承は、長安このかた、終始かたわらに仕えてあの大乱から流離のあいだも、よく朝廷を護り支えてきた御林ぎょりんの元老である。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さらに、御林ぎょりん将軍の郗慮ちりょに命じては、内裏へ入って、皇后の璽綬じじゅを奪りあげ、平人ひらびとに落して罪をあきらかにせよといった。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
北多摩郡中では最も東京に近い千歳村字粕谷かすや南耕地みなみこうちと云って、昔は追剥おいはぎが出たの、大蛇が出てばばが腰をぬかしたのと伝説がある徳川の御林おはやしを、明治近くにひらいたものである。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)