“汝南”の読み方と例文
読み方割合
じょなん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
袁紹あざな本初ほんしょといい、汝南じょなん汝陽じょよう(河南省・淮河わいが上流の北岸)の名門で門下に多数の吏事武将を輩出し、彼も現在は漢室の司隷校尉の職にあった。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
人物汝南じょなんのことから、尊王討幕のことから、攘夷清掃のことに及んで、いつも火の出るような言論戦が行われることはあたりまえであるが、今日は
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
橚は燕王の同母弟なるをもって、帝もかねて之を疑いはばかり、橚もまた異謀あり、橚の長史ちょうし王翰おうかんというもの、数々いさめたれどれず、橚の次子じし汝南じょなん有㷲ゆうどうの変を告ぐるに及び、このことあり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)