“長史”の読み方と例文
読み方割合
ちょうし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長史ちょうし楊大将ようたいしょう都督ととく長勲ちょうくんをはじめとして、紀霊きれい橋甤きょうずい雷薄らいはく陳闌ちんらん——といったような歴々がのこらず顔をそろえていた。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
待設まちもうけたる斉泰は、たゞちに符を発し使を遣わし、いて燕府の官属を逮捕せしめ、ひそか謝貴しゃき張昺ちょうへいをして、燕府に在りて内応を約せる長史ちょうし葛誠かつせい指揮しき盧振ろしんと気脈を通ぜしめ
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
建文元年正月、燕王長史ちょうし葛誠かつせいをして入って事を奏せしむ。せい、帝のためつぶさ燕邸えんていの実を告ぐ。こゝにおいて誠をりて燕にかえらしめ、内応をさしむ。燕王さとって之に備うるあり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)