長史ちょうし)” の例文
長史ちょうし楊大将ようたいしょう都督ととく長勲ちょうくんをはじめとして、紀霊きれい橋甤きょうずい雷薄らいはく陳闌ちんらん——といったような歴々がのこらず顔をそろえていた。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
待設まちもうけたる斉泰は、たゞちに符を発し使を遣わし、いて燕府の官属を逮捕せしめ、ひそか謝貴しゃき張昺ちょうへいをして、燕府に在りて内応を約せる長史ちょうし葛誠かつせい指揮しき盧振ろしんと気脈を通ぜしめ
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
建文元年正月、燕王長史ちょうし葛誠かつせいをして入って事を奏せしむ。せい、帝のためつぶさ燕邸えんていの実を告ぐ。こゝにおいて誠をりて燕にかえらしめ、内応をさしむ。燕王さとって之に備うるあり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
すると、門楼の上からその様子をうかがっていた長史ちょうし陳矯ちんきょう
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
橚は燕王の同母弟なるをもって、帝もかねて之を疑いはばかり、橚もまた異謀あり、橚の長史ちょうし王翰おうかんというもの、数々いさめたれどれず、橚の次子じし汝南じょなん有㷲ゆうどうの変を告ぐるに及び、このことあり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
すると、長史ちょうし陳矯ちんきょう
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)