“紀霊”の読み方と例文
読み方割合
きれい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「今だっ」と、勢いを得て、敵の中央に備え立てている紀霊きれい雷薄らいはく陳紀ちんきなどの諸陣を突破して、またたくまに本営に迫った。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さて、玄徳のほうでは、留守の徐州にそんな異変が起ったとは知るはずもなく、敵の紀霊きれいを追って、その日、淮陰わいいんの河畔へ陣をすすめていた。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
長史ちょうし楊大将ようたいしょう都督ととく長勲ちょうくんをはじめとして、紀霊きれい橋甤きょうずい雷薄らいはく陳闌ちんらん——といったような歴々がのこらず顔をそろえていた。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)