“紀貫之”の読み方と例文
読み方割合
きのつらゆき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
紀貫之きのつらゆき歌碑うたぶみがある潮明寺ちょうめいじの床下からソロリ……と這いだして、目を光らせ、かがみ腰に、あたりをうかがっている人間がある。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「女のする日記というもの」を書いた紀貫之きのつらゆきも、同じ理由から、その「男らしさ」を失った人間として批難されねばなりませんが、歌人として
「女らしさ」とは何か (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
徳川家康とくがはいへやすかずして家康徳川いへやすとくがはといい、楠正成くすのきまさしげかずして正成楠まさしげくすのきといひ、紀貫之きのつらゆきかずして貫之紀つらゆききといふべきか。これは餘程よほどへんなものであらう。
誤まれる姓名の逆列 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)