“楠正成”の読み方と例文
読み方割合
くすのきまさしげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
楠正成くすのきまさしげ名和長年なわながとしのわずか三人が出ただけのことで、当時の人心が、天皇に忠誠であったとの証拠には、とうていなりえないのである。
木曽義仲きそよしなかを討ったとき義経よしつねは都に入るやいなや第一番に皇居を守護した、かれは正義の英雄である、楠正成くすのきまさしげの忠はいうまでもない。
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
さりとて東京見物などをする気も起らず(自分はとうとう、明治神宮も、楠正成くすのきまさしげの銅像も、泉岳寺の四十七士の墓も見ずに終りそうです)
人間失格 (新字新仮名) / 太宰治(著)