“くすのきまさしげ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
楠正成65.4%
楠木正成34.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さりとて東京見物などをする気も起らず(自分はとうとう、明治神宮も、楠正成くすのきまさしげの銅像も、泉岳寺の四十七士の墓も見ずに終りそうです)
人間失格 (新字新仮名) / 太宰治(著)
まず歴史家として有名な黒川真頼くろかわまより先生が楠正成くすのきまさしげという歴史上の人物について考証された(今泉雄作いまいずみゆうさく先生も加わっていました)。
皆は茶店のばあさんの手から、渋茶を受取つて咽喉のどを潤した。そしていゝ気になつて長髄彦ながすねひこ楠木正成くすのきまさしげの話をした。
河内国かわちのくに赤坂の地へ、楠木正成くすのきまさしげが城を築き、宮方ご加担武家討伐の、義兵を挙げたのはこの頃であった。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)