“河内国”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かわちのくに77.8%
かはちのくに11.1%
かわち11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みんなは、そこから、なお東へ東へとかじを取って、やがて摂津せっつ浪速なみはやの海を乗り切って、河内国かわちのくにの、青雲あをぐも白肩津しらかたのつという浜へ着きました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
後に白井は杉山を連れて、河内国かはちのくに渋川郡しぶかはごほり大蓮寺村たいれんじむらの伯父の家に往き、はさみを借りて杉山とともに髪をり、伏見へ出ようとする途中で捕はれた。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
「余の儀でないが、俊基が鎌倉へ送られた後、機を見て、この一書を、河内国かわちのさる人の許へ、しかと、届けてもらいたいが」
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)