“凡河内”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
オホシカフチ60.0%
おおしこうち20.0%
おほしかふち20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その南北に渉つてゐる長い光りの筋が、北の端で急に廣がつて見えるのは、凡河内オホシカフチの邑のあたりであらう。其へ、山アヒを出たばかりの堅鹽カタシホ川—大和川—が落ちあつて居るのだ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
その南北にわたっている長い光りの筋が、北の端で急に広がって見えるのは、凡河内おおしこうちむらのあたりであろう。其へ、山間やまあいを出たばかりの堅塩かたしお川—大和川—が落ちあって居るのだ。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
端山はやまの広いむらがりのさきは、白い砂の光る河原だ。目の下遠く続いた輝く大佩帯おほおびは、石川である。その南北に渉つてゐる長い光りの筋が、北の端で急に拡つて見えるのは、凡河内おほしかふちの邑のあたりであらう。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)