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待設
ふりがな文庫
“待設”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
まちもう
53.8%
まちまう
46.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まちもう
(逆引き)
それは、花子との二重写しに依って、
漸
(
ようや
)
く薄れて来たネネの面影が、又々生々しく甦って来、私の胸を騒がすような事件が
待設
(
まちもう
)
けていたのであった。
腐った蜉蝣
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
一の烏 いや、
串戯
(
じょうだん
)
は
措
(
お
)
け。俺は
先刻
(
さっき
)
から思ふ事だ、
待設
(
まちもう
)
けの珍味も
可
(
い
)
いが、こゝに目の前に転がつた餌食は
何
(
ど
)
うだ。
紅玉
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
待設(まちもう)の例文をもっと
(7作品)
見る
まちまう
(逆引き)
待設
(
まちまう
)
けたりと云ひつゝ兩人
直
(
ずつ
)
と立上り左仲を中に
取圍
(
とりかこ
)
みサア懷中の金を置て
行
(
ゆけ
)
若
(
もし
)
彼是
(
かれこれ
)
いふ時は是非に及ばず
荒療治
(
あられうぢ
)
だぞと兩人左仲が手を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
と
独語
(
ひとりごと
)
を言うて帰つて来た。そのお客は新聞記者だつたから、山県氏は
待設
(
まちまう
)
けたやうに
翌日
(
あくるひ
)
の新聞をしこたま買込んで連絡船に乗込んだといふ。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
待設(まちまう)の例文をもっと
(6作品)
見る
待
常用漢字
小3
部首:⼻
9画
設
常用漢字
小5
部首:⾔
11画
“待”で始まる語句
待
待遇
待合
待乳山
待兼
待遠
待伏
待構
待受
待侘
“待設”のふりがなが多い著者
押川春浪
薄田泣菫
作者不詳
蘭郁二郎
幸田露伴
江戸川乱歩
島崎藤村
楠山正雄
夏目漱石
泉鏡花