“待構”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まちかま94.7%
まちかまへ5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
刹那! 待構まちかまえていた連中が手に手に瓦斯がす弾を持って、その穴の中へ叩込たたきこんだ。——ばあん、ばあん、ばあん‼ 瓦斯がす弾の破裂する音が、大きく聞えた。
流血船西へ行く (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
「をかしなやつ一人ひとり此方側こちらがは土塀どべいまへに、砂利じやりうへしやがみましてね、とほるものを待構まちかまへてるんです。」
艶書 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
見てやれ/\若樣わかさまか此のお寒いのによくまづ御出遊ばしたお松樣もお花樣もさぞかし御寒おさむいことで御座んせう先々早ふ此方へと案内あんないしけるに兩人は藤三郎をともなおく這入はひれば惣右衞門は待構まちかまへし事ゆゑ我を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)