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『流血船西へ行く』
ふりがな文庫
『
流血船西へ行く
(
りゅうけつせんにしへいく
)
』
「船長、至急無電報が入りました」 太平洋沿海の救護船、太平丸の船長室へ、元気に無電係の伊藤次郎青年が入って来た。 「この凪に難波船でも有るまい、何だ」 「流血船の報告です」 「え?——又か‼」 太平洋の鮫と異名を取った樫原太市船長の顔が、急 …
著者
山本周五郎
初出
「少年少女譚海」博文館、1938(昭和13)年3月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約18分(500文字/分)
朗読目安時間
約30分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
凡
(
す
)
号笛
(
ホイッスル
)
蒼白
(
あおざ
)
判
(
はっ
)
恟
(
ぎょっ
)
梯子
(
タラップ
)
滴
(
しずく
)
進出
(
すすみで
)
帆檣
(
マスト
)
彼
(
あ
)
有難
(
ありがと
)
此方
(
こっち
)
畏
(
かしこま
)
直
(
ただ
)
確
(
しっか
)
航
(
はし
)
舷側
(
ふなべり
)
関
(
かか
)
何方
(
どっち
)
俺
(
わし
)
凄
(
すさま
)
凪
(
なぎ
)
呟
(
つぶ
)
噸
(
とん
)
定
(
きま
)
宜
(
よ
)
引緊
(
ひきし
)
彫
(
きざ
)
微笑
(
ほほえみ
)
振返
(
ふりかえ
)
斯
(
こ
)
森閑
(
しん
)
樹
(
た
)
殆
(
ほと
)
殺
(
や
)
猿
(
ましら
)
瓦斯
(
がす
)
痙攣
(
ひきつ
)
発
(
あば
)
船乗
(
ふなのり
)
船窓
(
まど
)
覓
(
みつ
)
触合
(
ふれあ
)
走
(
は
)
跼
(
しゃが
)
踵
(
きびす
)
一重
(
ひとえ
)
丁度
(
ちょうど
)
了
(
しま
)
云
(
い
)
今更
(
いまさら
)
件
(
くだん
)
何処
(
どこ
)
何故
(
なぜ
)
依
(
よ
)
其処
(
そこ
)
其時
(
そのとき
)
凡
(
およ
)
到頭
(
とうとう
)
剥出
(
むきだ
)
卓子
(
テーブル
)
占
(
し
)
取出
(
とりだ
)
口惜
(
くや
)
叩込
(
たたきこ
)
吃水
(
きっすい
)
呉
(
く
)
呎
(
フィート
)
呶鳴
(
どな
)
呻
(
うめ
)
呼声
(
よびごえ
)
咽
(
むせ
)
噸
(
トン
)
囁合
(
ささやきあ
)
四辺
(
あたり
)
在
(
あ
)
基
(
もと
)
外向
(
そむ
)
夫
(
それ
)
夫々
(
それぞれ
)
如何
(
いか
)
寄来
(
よこ
)
寧
(
むし
)
居竦
(
いすく
)
屡々
(
しばしば
)
屹
(
きっ
)
巨
(
おお
)
廃
(
すた
)
弾丸
(
たま
)
彼処
(
かしこ
)
彼奴
(
あいつ
)
彼方
(
かなた
)
待構
(
まちかま
)
微
(
かす
)
忽
(
たちま
)
怯気
(
おじけ
)
悉
(
ことごと
)
愈々
(
いよいよ
)
慄然
(
りつぜん
)
押寄
(
おしよ
)