“吃水”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きっすい90.0%
みづぎは10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
性格や心理は、表面に現れた行動によってのみ描くべきではないのか? 少くとも、たしなみを知る作家なら、そうするだろう。吃水きっすいの浅い船はぐらつく。
光と風と夢 (新字新仮名) / 中島敦(著)
あの海坊主を射った時、ちょっと霧が切れて、流血船がはっきり見えたでしょう? 船長、あの時僕は、流血船の吃水きっすいがいやに深いのに気がついたんです。
流血船西へ行く (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
緑のそらいろをむさぼりゆけば、其吃水みづぎは蒼ぐもる