『醉ひどれ船』
われ非情の大河を下り行くほどに 曳舟の綱手のさそひいつか無し。 喊き罵る赤人等、水夫を裸に的にして 色鮮やかにゑどりたる杙に結ひつけ射止めたり。 われいかでかかる船員に心殘あらむ、 ゆけ、フラマンの小麥船、イギリスの綿船よ、 かの乘組の去り …
| 著者 | ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー |
| 翻訳者 | 上田敏 |
| ジャンル | 文学 > フランス文学 > 詩 |
| 原題 | LE BATEAU IVRE |
| 初出 | 「上田敏詩集」玄文社詩歌部、1923(大正12)年1月10日 |
| 文字種別 | 旧字旧仮名 |
| 読書目安時間 | 約4分(500文字/分) |
| 朗読目安時間 | 約7分(300文字/分) |