“喊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とき75.0%
かん6.3%
つぐ6.3%
わめ6.3%
おめ3.1%
さけび3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「もう防げまい。叡山の衆も、木曾殿と合体して、谷々から、太刀弓矢をとり出し、はや加茂川の上に、ときの声をあげているとやら」
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
総がかりに、城壁をあけに染め、焔を投げ、万鼓ばんこかん、攻め立てること昼夜七日に及んだが、陥ちなかった。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかし姉はいつになく、沈んでいるように見えたので、自分も口をつぐんでなるたけ話をせまいものと黙って歩るいていたのである……。
稚子ヶ淵 (新字新仮名) / 小川未明(著)
火輪車くわりんしやはしり、石油泣き、瓦斯のわめ
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
池野作右衛門という者一番首を取る、面々励み勇みおめき叫んで攻立った。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
たゞ魂の中に己が清きを感ずる者ありてちまたは昇らんとして進む時、この地震ひ、かのごときさけび次ぐ 五八—六〇
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)