“突喊”の読み方と例文
読み方割合
とっかん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
投げ柴の火光などが火のたすきとなって入り乱れているあいだを、金鼓、矢うなり、突喊とっかんのさけび、たちまち、耳もろうせんばかりだった。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
三人声を揃えて突喊とっかんすると、おどろいた一群は小石を蹴って跳び上りさま、これも上河内の方面に逃げ去った。
大井川奥山の話 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
黙示の頁を剥奪すべき勇敢なる人々は、大いなる突喊とっかんの声を持たねばならぬ。
黙示のページ (新字新仮名) / 横光利一(著)