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突喊
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とっかん
ふりがな文庫
“
突喊
(
とっかん
)” の例文
投げ柴の火光などが火の
襷
(
たすき
)
となって入り乱れているあいだを、金鼓、矢うなり、
突喊
(
とっかん
)
のさけび、たちまち、耳も
聾
(
ろう
)
せんばかりだった。
三国志:06 孔明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
三人声を揃えて
突喊
(
とっかん
)
すると、
愕
(
おどろ
)
いた一群は小石を蹴って跳び上りさま、これも上河内の方面に逃げ去った。
大井川奥山の話
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
黙示の頁を剥奪すべき勇敢なる人々は、大いなる
突喊
(
とっかん
)
の声を持たねばならぬ。
黙示のページ
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
明軍の大将軍砲、
仏郎機
(
フランク
)
砲、
霹靂
(
へきれき
)
砲、子母砲、
火箭
(
ひや
)
等、城門を射撃する爆発の音は絶間もなく、焔烟は城内に満ちる有様であった。日本軍は壁に拠って
突喊
(
とっかん
)
して来る明軍に鳥銃をあびせる。
碧蹄館の戦
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
彼奴等の城壁へ
突喊
(
とっかん
)
する殺気がむらむら湧き立ち上がる
手
(新字新仮名)
/
今村恒夫
(著)
▼ もっと見る
六里の道を迂回して、西涼の夜襲隊が、曹操の中軍めがけて、不意に
突喊
(
とっかん
)
してみたところ、そこは四方に立ち並ぶ旗や
幟
(
のぼり
)
ばかりで、幕舎のうちには、一兵もいなかったのである。
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
突
常用漢字
中学
部首:⽳
8画
喊
漢検1級
部首:⼝
12画
“突喊”で始まる語句
突喊性