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『手』
ふりがな文庫
『
手
(
て
)
』
俺達の手を見てくれ給え ごつごつで無細工で荒れて頽れて生活の如に殺風景だが 矍鑠とした姿を見てくれ給え 頑健なシャベルだ 伝統と因習の殻を踏み摧き 時代の扉を打ち開く巨大な手だ りゅうりゅうと筋骨はもくれ上り 俺達の如く底力を秘めている ど …
著者
今村恒夫
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「文芸戦線」1929(昭和4)年8月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約3分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
莞爾
(
にこやか
)
焦
(
せ
)
如
(
よう
)
軈
(
やがて
)
頽
(
すた
)
彼奴
(
きゃつ
)
何時
(
いつ
)
其物
(
そのもの
)
副
(
そ
)
摧
(
くだ
)
燿
(
かがや
)
矍鑠
(
かくしゃく
)
突喊
(
とっかん
)
翳
(
かざ
)
胼胝
(
たこ
)
鋤犂
(
じょれい
)
題名が同じ作品
手
(新字旧仮名)
/
富永太郎
(著)