“鋤犂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じょれい66.7%
じより33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たとい健婦の鋤犂（じょれい）把（と）るあるも、禾（か）は隴畆（ろうほ）に生じ東西なし。いわんやまた秦兵（しんぺい）苦戦に耐うるをや。駆らるること犬と鶏とに異ならず。長者問うことありといえども、役夫あえて恨みを伸べんや。
将来の日本：04 将来の日本 (新字新仮名) ／ 徳富蘇峰(著)
開けば奴等の土台を覆す鋤犂（じょれい）ともなる
手 (新字新仮名) ／ 今村恒夫(著)
然（さ）れども彼は元来一個（ひとり）の侠骨男子、芸人の卑下なる根性を有（も）たぬが自慢なれば、あたらしき才芸を自ら埋没して、中年家に帰り父祖の産を継ぎたりしかど、生得の奇骨は鋤犂（じより）に用ゆべきにあらず
三日幻境 (新字旧仮名) ／ 北村透谷(著)