“鋤簾”の読み方と例文
読み方割合
じょれん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今し「どっこいしょ」と言って、何物かをどっさりと地上へ卸したその物体もよくわかる。それはすきくわ鋤簾じょれんのたぐいです。
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
三間竿の重い方の鋤簾じょれんを持って行かなければならぬ破目になって、勝は担いでみたが、よろよろとよろめいた。
(新字新仮名) / 犬田卯(著)
それが燃えつくすのを、ゆっくりと二人は坐ってながめていましたが、いよいよ燃え尽したと見た時に、与八は鋤簾じょれんを取って静かに土を盛りました。
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)