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咄喊
ふりがな文庫
“咄喊”の読み方と例文
読み方
割合
とっかん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とっかん
(逆引き)
しかもこの戦争の影とも見るべき一片の周囲を
繞
(
めぐ
)
る者は万歳と云う歓呼の声である。この声がすなわち満洲の
野
(
や
)
に起った
咄喊
(
とっかん
)
の反響である。
趣味の遺伝
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
その代り木唄——さっきは木唄と云った。しかしこの時、彼らの揚げた声は、木唄と云わんよりはむしろ
浪花節
(
なにわぶし
)
で
咄喊
(
とっかん
)
するような
稀代
(
きたい
)
な調子であった。
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
実に今回のバッタ事件及び
咄喊
(
とっかん
)
事件は
吾々
(
われわれ
)
心ある職員をして、ひそかに
吾
(
わが
)
校将来の
前途
(
ぜんと
)
に
危惧
(
きぐ
)
の念を
抱
(
いだ
)
かしむるに足る
珍事
(
ちんじ
)
でありまして、吾々職員たるものはこの際
奮
(
ふる
)
って自ら省りみて
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
咄喊(とっかん)の例文をもっと
(3作品)
見る
咄
漢検1級
部首:⼝
8画
喊
漢検1級
部首:⼝
12画
“咄”で始まる語句
咄嗟
咄
咄々
咄嵯
咄合
咄堂
咄〻
咄吃
咄咄
咄家