“吶喊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とっかん74.1%
とき14.8%
とつかん11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だから時としてはなお幾声か吶喊とっかんの声を上げて、あの寂寞の中にけ廻る猛士を慰め、彼等をして思いのままに前進せしめたい。
「吶喊」原序 (新字新仮名) / 魯迅(著)
と云うと、わっと吶喊ときを上げて、垣根の陰へ隠れたが、直ぐにむらむらと出て、鶏小屋とりごやの前で、健ちゃんは素飛すっとぶ。
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
綺麗きれいといひて見返勝みかへりがち、のんきにうしろ歩行あるきをすれば、ならぬにほひほそみちを、肥料室こやしむろ挾撃はさみうちなり。ねむつて吶喊とつかんす。すでにして三島神社みしまじんじやかどなり。
弥次行 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)