“挾撃”のいろいろな読み方と例文
新字:挟撃
読み方割合
きょうげき80.0%
はさみうち20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
挾撃きょうげきしてくる敵兵も、それと斬りむすぶ味方の兵もない、ただ架橋だけを睨みながらぐんぐんと前進していた、……ところが壕まで二段ばかりのところへ来たとき
一人ならじ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
和田峠に水戸浪士を追いつめ、一方は田沼勢、一方は高島勢で双方から敵を挾撃きょうげきする公儀の手はずであるということが何よりの力になった。一藩の態度は決した。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
綺麗きれいといひて見返勝みかへりがち、のんきにうしろ歩行あるきをすれば、ならぬにほひほそみちを、肥料室こやしむろ挾撃はさみうちなり。ねむつて吶喊とつかんす。すでにして三島神社みしまじんじやかどなり。
弥次行 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)