“はさみうち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
挟撃60.0%
挟討20.0%
挾撃20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
搦手からめては一歩先に西裏口にしうらぐちに来て、遠山、安立、芹沢、時田が東側に、斎藤と同心二人とが西側に並んで、なかに道をけ、逃げ出したら挟撃はさみうちにしようと待つてゐた。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
「これは大変奥と表で挟討はさみうちだ。そりゃいが天窓あたまの上にござるぶらんこがどうもはや、今朝はおらが一生の厄難だ。殺さば殺せさ、南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏。」
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
綺麗きれいといひて見返勝みかへりがち、のんきにうしろ歩行あるきをすれば、ならぬにほひほそみちを、肥料室こやしむろ挾撃はさみうちなり。ねむつて吶喊とつかんす。すでにして三島神社みしまじんじやかどなり。
弥次行 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)