“西裏口”の読み方と例文
読み方割合
にしうらぐち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
信濃町しなのまちでは、一同が内山の出した美吉屋の家の図面を見て、その意見に従つて、東表口ひがしおもてぐちに向ふ追手おつてと、西裏口にしうらぐちに向ふ搦手からめてとに分れることになつた。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
搦手からめては一歩先に西裏口にしうらぐちに来て、遠山、安立、芹沢、時田が東側に、斎藤と同心二人とが西側に並んで、なかに道をけ、逃げ出したら挟撃はさみうちにしようと待つてゐた。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)