“挟撃”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きょうげき76.5%
はさみうち17.6%
はさみう5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大刀どすと、棒と、匕首あいくちとが、挟撃きょうげきしてわめき立った。庄次郎は眼の中へ流れこむ汗をこらえて善戦したが、相手の数は少しも減らなかった。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
王子から狐、上州から狸の挟撃はさみうちにあって、それを江戸ッ児が黙って見ているつもりかどうか、と余計なところに気をむ者もあります。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
追って行く。向うから戸川さんがやって来る。ふむ、つまり、挟撃はさみうちだ。しかも道路は、一本道!……ところが、犯人はいない?……すると……
石塀幽霊 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)