“挟間”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さま50.0%
はざま50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから跣足はだしになつて、かゝへられるやうにしてくだつて、また、老樹らうじゆ大巌おほいは挟間さまひだりに五だん白樺しらかば巨木きよぼくした南祖坊なんそばうだうがあつた。みぎに三だん白樺しらかば巨木きよぼくしたに、一龍神りうじんほこらがあつた。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
人里と云うものは挟間はざまがあればどこまでも伸びて行くものと見えて、その三方を峰のあらしで囲まれた、ふくろの奥のような凹地くぼちの、せせこましい川べりの斜面しゃめんに段を築き、草屋根を構え
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)