“斜面”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゃめん51.5%
スロープ18.2%
しやめん15.2%
なぞえ9.1%
さか3.0%
なだり3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
は、なだらかな斜面しゃめんって、した雑草ざっそうがしげり雑草ざっそうにまじって、むらさきいろはないていました。しゅんらんかもしれません。
しらかばの木 (新字新仮名) / 小川未明(著)
緑の隧道トンネルの遥か彼方に大斜面スロープが延びていたがすなわち富士の山骨であって、大森林、大谿谷、谷川、飛瀑を孕みながら空へ空へとしている。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
もしそこを通過つうかするのがよるであるならば、ばされた赤熱鎔岩せきねつようがん斜面しやめんながくだつて、あるひ途中とちゆうまり、あるひ海中かいちゆうまで進入しんにゆうするのがられるが
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
長崎の山々は深緑を畳み、その間に唐風からふう堂寺台閣どうじだいかくがチラホラと隠見いんけんする。右手の丘山おかやま斜面なぞえには聖福寺せいふくじ崇徳寺すうとくじの唐瓦。
この丘のふもとや、また一部はその斜面さかにかけて、灰色っぽい丸太造りの百姓家がべた一面に黒々と群がっていた。
雑草あらくさの高原斜面なだり緑なす気流に乗ると一気に我は
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)