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斜子
ふりがな文庫
“斜子”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ななこ
80.0%
なゝこ
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ななこ
(逆引き)
実業熱が
長
(
こう
)
じて待合入りを初めてから俄かにめかし出したが、或る時羽織を新調したから見てくれと
斜子
(
ななこ
)
の紋付を出して見せた。
二葉亭余談
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
殊に私は、
羊羹
(
ようかん
)
いろの
斜子
(
ななこ
)
の
紋付
(
もんつき
)
を着ている上に、去年の霜月の末に、勤め先を出奔して以来というもの、一度も理髪屋へ行ったことがない。
酒徒漂泊
(新字新仮名)
/
佐藤垢石
(著)
斜子(ななこ)の例文をもっと
(8作品)
見る
なゝこ
(逆引き)
一ト
言
(
こと
)
心
(
こゝろ
)
に
染
(
そ
)
まる
事
(
こと
)
のあれば
跡先
(
あとさき
)
も
無
(
な
)
く
其者
(
そのもの
)
可愛
(
かわ
)
ゆう、
車夫
(
しやふ
)
の
茂助
(
もすけ
)
が
一人子
(
ひとりこ
)
の
與太郎
(
よたらう
)
に、
此新年
(
このはる
)
旦那
(
だんな
)
さま
召
(
めし
)
おろしの
斜子
(
なゝこ
)
の
羽織
(
はをり
)
を
遣
(
つか
)
はされしも
深
(
ふか
)
くの
理由
(
わけ
)
は
無
(
な
)
き
事
(
こと
)
なり
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
自分の左の指に
嵌
(
は
)
めた認印の
刻
(
ほ
)
り込んである太い指輪を外して見せたり、帶の間から脱け落ちさうになつてゐた、兩蓋に
斜子
(
なゝこ
)
を切つた虎屋の最中のやうな大きな金時計を出して見せたりした。
兵隊の宿
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
斜子(なゝこ)の例文をもっと
(2作品)
見る
斜
常用漢字
中学
部首:⽃
11画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“斜子”で始まる語句
斜子打
検索の候補
黒斜子
赤銅斜子
斜子打
紫斜子
“斜子”のふりがなが多い著者
三遊亭金馬
上司小剣
内田魯庵
樋口一葉
徳田秋声
佐藤垢石
久生十蘭
宮沢賢治