“海中”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かいちゆう30.8%
わだなか30.8%
かいちゅう15.4%
トナカ15.4%
かいちう7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
またその反對はんたいにデンマルクなどのように、うみ陸地りくちををかしてたので、今日こんにちでは海中かいちゆう貝塚かひづかひたつてゐるところもあります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
そのビール瓶は、この島のまわりをめぐる、うしおの流れに連れられて、ズンズンと海中わだなか遠く出て行って、二度とこの島に帰って来ませんでした。
瓶詰地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
雪女ゆきおんなしろ水晶すいしょうのようなひとみからはなつひかりと、人魚にんぎょのかんむりや、くびにかけた海中かいちゅうのめずらしいかいや、さんごじゅのかざりからながれるかがやきは
雪の上の舞踏 (新字新仮名) / 小川未明(著)
日本ヤマトの為政者や、記録家の知らぬ間に、幾度か、七島の海中トナカの波を凌いで来た、下級宗教家の業蹟が、茲に見えるのである。
組踊り以前 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
かはきまるとともつぎにはうゑくるしみ、あゝ此樣こんことつたら、昨夜さくや海中かいちう飛込とびこときに、「ビスケツト」の一鑵ひとかんぐらいは衣袋ポツケツトにしてるのだつたにと、今更いまさらくやんでも仕方しかたがない