海中トナカ)” の例文
日本ヤマトの為政者や、記録家の知らぬ間に、幾度か、七島の海中トナカの波を凌いで来た、下級宗教家の業蹟が、茲に見えるのである。
組踊り以前 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
西の海中トナカ離島ハナレの一つには「かひよ/\」の声も聞かれる。島にも、優美な歌枕がある。かうしたことが、なんぼう張り合ひになつたことか。
若水の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)