“人魚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にんぎよ35.3%
にんぎょ29.4%
シレネ11.8%
マーメイド11.8%
ニンフ5.9%
マメイド5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「大夕立に叩かれて、曲者の身體は人魚にんぎよのやうに綺麗だつたさうですよ。尤も、湯もじ一つだけは締めてゐたが——」
北方ほっぽううみいろは、あおうございました。あるとき、いわうえに、おんな人魚にんぎょがあがって、あたりの景色けしきをながめながらやすんでいました。
赤いろうそくと人魚 (新字新仮名) / 小川未明(著)
カフェー人魚シレネドアを押して、寒い風と一緒に飛込んで来たのは、関東新報記者の早坂勇——綽名あだなを足の勇——という、筆より足の達者な男でした。
女記者の役割 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
「火の代りに俺達の人魚マメイドをとりまけ……」
まぼろし (新字旧仮名) / 牧野信一(著)