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シレネ
ふりがな文庫
“
人魚
(
シレネ
)” の例文
カフェー
人魚
(
シレネ
)
の
闥
(
ドア
)
を押して、寒い風と一緒に飛込んで来たのは、関東新報記者の早坂勇——
綽名
(
あだな
)
を足の勇——という、筆より足の達者な男でした。
女記者の役割
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
隣の洋品店の
飾窓
(
ショーウィンドー
)
の前へ立ち止ると、ついて来て同じ灯の中へ顔を出したのは、ツイ今しがたまでカフェー
人魚
(
シレネ
)
の隅っこに、一人で洋酒を
嘗
(
な
)
めて居た、勤人風の男でした。
女記者の役割
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
一足先に、カフェー
人魚
(
シレネ
)
を出た千種十次郎は、闇の中から
斯
(
こ
)
う呼び止られました。
女記者の役割
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
歌も踊も、曾て見慣れたものでは無く、全く此世のものとも覺えず、言葉の無い大合唱は、船を
覆
(
くつが
)
へし舟人を殺すといふ傳説の
人魚
(
シレネ
)
の歌を聽くやうな、得も言はれぬ妖しさと美しさです。
銭形平次捕物控:283 からくり屋敷
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“人魚”の意味
《名詞》
人魚 (にんぎょ)
上半身が人間、下半身が魚の形をした水中に生息する想像上の動物。
(出典:Wiktionary)
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
魚
常用漢字
小2
部首:⿂
11画
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