一人ならじいちにんならじ
栃木大助は「痛い」ということを云わない、またなにか具合の悪いことがあっても、「弱った」とか、「参った」とか、「困った」などということを決して云わない。そのほかどんな場合にもおよそ受け身に類する言葉は選って棄てるように口にしないのである。…… …
作品に特徴的な語句
ゆる 上野こうずけ くち なげう こぼ たず 下野しもつけ 仔細しさい 先鋒せんぽう 兜首かぶとくび りん ところ 凱旋がいせん 初穂はつほ かえ 可憐かれん あき つぶや 咄嗟とっさ のど うわさ 国峰くにみね ほり 大桁おおげた 太股ふともも めい めと むし ほふ きっ とし ゆみ 忿いか 怒濤どとう 戦塵せんじん くく こぶし こしら はさ 挾撃きょうげき ささ おお おの しばら つえ 椿つばき くさび 業平なりひら 業政なりまさ 法螺ほら なみだ 源八げんぱち 溜息ためいき あふ つぶ 理窟りくつ よみがえ 甲斐かい さかずき にら みは 箕輪みのわ とく 籠城ろうじょう 縹緻きりょう ひざ 良人おっと 草摺くさずり あお らっきょう すえ おし 訥々とつとつ 貴方あなた びっこ 蹂躪じゅうりん 軒昂けんこう 迂濶うかつ たくま せま 采配さいはい まさかり よろい 鞍脇くらわき うなず あご 高折たかおり