“訓”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
おし33.5%
28.6%
さと9.3%
おしえ7.7%
をし4.4%
いまし2.7%
よみ2.7%
1.6%
くん1.6%
よむ1.1%
(他:12)6.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“訓”を含む作品のジャンル比率
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 伝説・民話[昔話]65.5%
哲学 > 倫理学・道徳 > 人生訓・教訓58.3%
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 風俗習慣・民俗学・民族学34.8%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「われと汝と、なんの怨恨えんこんかある。しかるに、汝はわれを害せんとする。逃ぐるは君子くんしおしえに従うのみ」
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
御膝下を離れてむしろ今、人となる道をおしえられ、また、御両親様の大愛の一しお身に迫るものを新たに覚えておりまする。
剣の四君子:02 柳生石舟斎 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
二月十六日の『大毎』紙に、綾部あやべ大本おおもとに五六七殿というがあるそうで、五六七をミロクとませあった。
叡山南都の大衆——などというばあいは、わざとフリ仮名をつけて「だいじゅ」と古典どおりなみをつかって書いている。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そういう二人の間に立って、大日坊は当惑している様子であったが、やがて何やらお菊に向かって、さとすがように説き出した。
十二神貝十郎手柄話 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
努めて優しくさとすように云っても、捕り方の声に驚かされて転倒している老人の耳へは、それが素直にはいりようがない。
三甚内 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
少のあやまちこらえいかるべからず、心の内にはあわれみほかには行規を堅くおしえて怠らぬ様に使ふべし。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
この我がおしえおぼえて決してそむくことなかれとねんごろにいましめ諭して現世このよりければ
印度の古話 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
彼らはまだこのやうに泣くことを知らないゆゑに 男は三年に一遍泣くものだ といつた先生のをしへを破つてはならぬものと思つてるのであつた。
銀の匙 (新字旧仮名) / 中勘助(著)
それでも、老人達の殘したをしへは固く守られてゐると見えて、今でも、此の島の最後の者たるべき女の兒は、喇嘛の活佛のやうに大事にされてゐる。
——これが小林さんの言葉でつまり小林さんは大多忙の時間を僕のために裂いて、わざわざ僕をいましめられたのであった。
今昔茶話 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
亡き父のいましめで、お露との恋は避けてはいたが、それはただ表面おもてむきだけで、彼の内心は昔と変らず彼女恋しさに充ち充ちていた。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
並背なみぜいにていが栗の頭髪つむりも思ひなしか俗とは変りて、藤本信如ふぢもとのぶゆきよみにてすませど
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
一通りよみをして、それからいちいち字義の解釈を下して、全体の説明にうつりました。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
孤軒老師のしえからして思い到った雪之丞、広海屋の顔いろが、すさまじく変って来るのを見きわめると
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
そして、剣技と、士魂とを、一松斎や孤軒からしえこまれて、その敵が、多ければ多いほど、心をたくましくすべきだということを覚悟している。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
そこで勇仙がくんで読むことを教えたが、壮士には呑込めたような、呑込めないような面持おももち
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
しかるに何事ぞや、その志を述ぶるを定義とせる詩にくんして唐歌からうたといひたるは、これやがて歌ふを旨とするなるわが国の歌を、誤りて、漢土の詩と同じく志を述ぶるものとなせるなり。
人々に答ふ (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
春はらとよむ又同国に原田はるたといふ所あり、原をはると訓す、ゆゑ未詳いまだつまびらかならず
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
かくてその隣とは、此度は紀伊国をさす也。然れば莫囂国隣之の五字は、紀乃久爾乃キノクニノよむべし。又右の紀に、辺土と中州をむかへいひしに依ては、此五字をつ国のとも訓べし。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
といふやうなをしへが、ちよつときけばわからないけれど
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
余は幼きころより厳しき庭のをしへを受けし甲斐かひに、父をば早くうしなひつれど、学問のすさみ衰ふることなく、旧藩の学館にありし日も、東京に出でゝ予備黌よびくわうに通ひしときも
舞姫 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
「詠」はうたとれて来たが、正確な用字例は、舞人の自ら諷誦フウシヨウする詞章である。
二つながら濁音化して、「ほぐ」「ほがふ」と言ふ風にもまれて来てゐる。
その後、生命いのちは珠、と沢庵からわれた。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
右の条々稚時いとけなきときおしうべし。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
げに彼はクリストの使つかひまたその弟子なることを示せり、かれに現はれし最初の愛はクリストの與へ給ひし第一のさとしに向ひたればなり 七三—七五
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
【第一の訓】「汝完からんと思はゞ、往て汝の所有を賣りて貧者に施せ」(マタイ、一九・二一)第一のは主なるの義。トマスも清貧をキリストのさとしの第一に擧げたり
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
しかかれしばらく一せん銅貨どうくわれてたのでこゝろわづか不足ふそくかんじたのであつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
されどまさしく久爾須といへること物に見江ねば、姑く旧のまゝに、今も「久受くず」とよめり。
国栖の名義 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
大阪府三島郡佐位寺サヰデラに「つの」とも「かど」とも訓む字と、其第三のクンとを用ゐて、家の名とした一家がある。
三郷巷談 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
姫兒ヒメゴヨミをつゞけて一ツノ名とせられ
倭女王卑弥呼考 (旧字旧仮名) / 白鳥庫吉(著)
さて此哥の初句と、斉明天皇紀の童謡ワザウタとをば、はやき世よりよくヨム人なければとて、彼童謡をば己に、此哥をばそのいろと荷田信名のぶな宿禰すくねに伝へられき。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)