“おしう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
押売25.0%
推売25.0%
25.0%
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二十年間を、決して押売おしうりするわけではございませんが、もういまは、私の永い抑制を破り、思い切って訴える時のようであります。どうか、失礼の段は、おゆるし下さい。
風の便り (新字新仮名) / 太宰治(著)
休憩時間きふけいじかんには控所ひかえじよ大勢おほぜいの中を奔走ほんそうして売付うりつけるのです、其頃そのころ学習院がくしうゐん類焼るいしやうして当分たうぶん高等中学こうとうちうがく合併がつぺいしてましたから、こゝへも持つて行つて推売おしうるのです
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
ここにおいてか、剣術の道場をひらいて少年をおしうる者あり(旧来、徒士以下の者は、居合いあい、柔術じゅうじゅつ足軽あしがるは、弓、鉄砲、棒の芸をつとむるのみにて、槍術そうじゅつ、剣術を学ぶ者、はなはまれなりき)
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
右の条々稚時いとけなきときおしうべし。又書付て折々よましめわするることなからしめよ。今の代の人、女子に衣服道具など多く与へて婚姻せしむるよりも、此条々を能く教ふること一生身を保つ宝なるべし。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)