“大勢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおぜい44.0%
おほぜい29.8%
たいせい17.0%
たいぜい6.4%
オホゼイ1.4%
おおきお0.7%
オホセイ0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
元園町一丁目十九番地の角店かどみせで、その地続きが元は徳川幕府の薬園、後には調練場となっていたので、若い侍などが大勢おおぜい集まって来る。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
そこで天皇てんのう大勢おほぜい家來けらいたちをおつれになりそのながい/\丸木橋まるきばしうへをおわたりになつたといふことが、日本書紀につぽんしよきといふほんてゐます。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
しかしあのたくましいムツソリニも一わんの「しるこ」をすゝりながら、天下てんか大勢たいせいかんがへてゐるのはかく想像さうぞうするだけでも愉快ゆくわいであらう。
しるこ (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
十文字に攻めたりける、四郎左近太夫大勢たいぜいなりと雖も、一時に破られて散々ちりぢりに、鎌倉をさして引退ひきしりぞ
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
だが、其氏神祭りや、祭りの後宴ゴエンに、大勢オホゼイ氏人ウヂビトの集ることは、とりわけやかましく言はれて來た、三四年以來の法度ハツトである。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
土佐の片岡かたおか健吉という人は、参謀板垣退助の下で、迅衝隊じんしょうたい半大隊の司令として、やはり御酒頂戴の一人ひとりであるが、大勢おおきおいのあまり本営を出るとすぐ堀溝どぶに落ちたと言って
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
だが、其氏神祭りや、祭りの後宴ゴエンに、大勢オホセイ氏人ウヂビトの集ることは、とりわけやかましく言はれて來た、三四年以來の法度ハツトである。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)