しるこ
久保田万太郎君の「しるこ」のことを書いてゐるのを見、僕も亦「しるこ」のことを書いて見たい欲望を感じた。震災以來の東京は梅園や松村以外には「しるこ」屋らしい「しるこ」屋は跡を絶つてしまつた。その代りにどこもカツフエだらけである。僕等はもう廣小 …
作品に特徴的な語句
男女だんぢよ かは あるひ あぢ たし 光景くわうけい 仕合しあは 大勢たいせい あぢは 多少たしよう なに 想像さうぞう なさ かなら すくな おう すゝ 愉快ゆくわい 相違さうゐ はな 價値かち 現在げんざい 匹敵ひつてき なん 以外いぐわい かぞ 閑人かんじん にん わん あい 機會きくわい 欲望よくぼう ため 疑問ぎもん 畫家ぐわか 珈琲コーヒー だい かんが かく 諸君しよくん あと たくま かぎ 震災しんさい 風靡ふうび 世界せかい また いま 仕事しごと 以來いらい ぼく 僕等ぼくら 出來でき また てん 天下てんか 梅園うめぞの 帝國ていこく 常盤ときわ 彼等かれら 一人ひとり かん ある 損失そんしつ 東京とうきやう 松村まつむら