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大勢
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たいぜい
ふりがな文庫
“
大勢
(
たいぜい
)” の例文
十文字に攻めたりける、四郎左近太夫
大勢
(
たいぜい
)
なりと雖も、一時に破られて
散々
(
ちりぢり
)
に、鎌倉をさして
引退
(
ひきしりぞ
)
く
大菩薩峠:21 無明の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
長陣
(
ながじん
)
に退屈させて、桂の遊女を陣中に召さするほどに致し置き、おのれ等ゆるゆると
大勢
(
たいぜい
)
を組揃え、急に
起
(
た
)
って四方より取囲み、其謀計
合期
(
ごうご
)
したれば、管領は御自害ある。
雪たたき
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
いずれも
市井
(
しせい
)
の特色を
描出
(
えがきいだ
)
して興趣
津々
(
しん/\
)
たるが中に
鍬形蕙斎
(
くわがたけいさい
)
が祭礼の図に、
若衆
(
わかいしゅ
)
大勢
(
たいぜい
)
夕立にあいて
花車
(
だし
)
を路頭に捨て見物の男女もろともに狼狽疾走するさまを描きたるもの
夕立
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
そしてみんな
仲
(
なか
)
よく、
元氣
(
げんき
)
に、
大勢
(
たいぜい
)
で
歌
(
うた
)
ふことだ。——これを
是非
(
ぜひ
)
お
約束
(
やくそく
)
してもらひたい。
赤い旗
(旧字旧仮名)
/
槙本楠郎
(著)
鹽原夫婦も見送り/\、泣く/\帰りかゝりますと、向うからわい/\という声で
大勢
(
たいぜい
)
駈けて来る其の先へ、
真
(
まっ
)
しぐらに駆けて来たのは
青馬
(
あおうま
)
で、荒れに荒れてトッ/\と来ます。
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
文久錢
(
ぶんきうせん
)
とも
云
(
い
)
ふべき
錢
(
おあし
)
を
呑
(
の
)
んだのです、
恰度
(
てうど
)
私
(
わたくし
)
も
其節
(
そのせつ
)
其塲
(
そのば
)
に
居
(
お
)
りましたが、
何
(
なに
)
も
心得
(
こゝろゑ
)
ませんから
唯
(
たゞ
)
慌
(
あわ
)
てる
計
(
ばか
)
り、
何
(
なに
)
か
振舞
(
ふるまい
)
のあツた
時
(
とき
)
ですから、
大勢
(
たいぜい
)
人
(
ひと
)
も
居
(
お
)
りましたが、
何
(
いづ
)
れも
青
(
あを
)
くなり
手療法一則:(二月例会席上談話)
(旧字旧仮名)
/
荻野吟子
(著)
見てヘイ
然樣
(
さやう
)
では御座れども
大勢
(
たいぜい
)
の事故
別段
(
べつだん
)
變
(
かは
)
りし品は覺も御座りますが
斯樣
(
かやう
)
な品は其日の買取人が參りまして
直
(
すぐ
)
に引取ます故
聢
(
しか
)
と見覺は御座りませんと申に
然
(
さら
)
ば
賣帳
(
うりちやう
)
が
有
(
あら
)
うと
云
(
いは
)
れ十兵衞は帳面を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
もしこの
二人
(
ふたり
)
が
死
(
し
)
んでしまつても、おぢさんはまだ/\
氣
(
き
)
を
落
(
おと
)
しはしまい。それは
元氣
(
げんき
)
な
君
(
きみ
)
たちが
大勢
(
たいぜい
)
ゐてくれるからだ。それほどおぢさんは
君
(
きみ
)
たちを、
自分
(
じぶん
)
の
子
(
こ
)
のやうに
思
(
おも
)
つてゐる。
赤い旗
(旧字旧仮名)
/
槙本楠郎
(著)
二人で十四五人を相手に切り結んだけれども、幾ら旦那が
御手練
(
ごしゅれん
)
でも
向
(
むこう
)
は
大勢
(
たいぜい
)
でございますから、仕方なく、富五郎が旦那にお怪我をさしてはならぬとやっと切り抜け駈け付けて来ました
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
見られて
此手紙
(
このてがみ
)
は平兵衞の
手跡
(
しゆせき
)
に
相違無
(
さうゐなき
)
や
又
(
また
)
斯樣
(
かやう
)
に
好
(
よき
)
手掛りが有ながら
何故
(
なにゆゑ
)
先に檢使の
節
(
せつ
)
差出さぬぞ
是
(
これ
)
甚
(
はなは
)
だ不都合の
次第
(
しだい
)
なりと尋らるゝに五兵衞は
臆
(
おく
)
せず
然
(
さ
)
ばにて候
若
(
わか
)
主人平吉儀は若年者ゆゑ
血氣
(
けつき
)
強
(
つよ
)
く且又家内手代共の中には血氣の若者も
大勢
(
たいぜい
)
之あり候により此手紙を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
と
突然
(
いきなり
)
竹槍をもって突いて来るから、私も刀を抜いて竹槍を切って落し、杉の木を小楯に取ってちょん/\/\/\暫く
大勢
(
たいぜい
)
を相手に切合いました、すると旦那も黙っている気性でないから
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
隣家
(
となり
)
の宮野邊源之進はこれを
聞附
(
きゝつ
)
け思う
様
(
よう
)
、飯島のごとき
手者
(
てしゃ
)
の
処
(
ところ
)
へ押入る狼藉ものだから、
大勢
(
たいぜい
)
徒党
(
ととう
)
したに相違ないから、成るたけ遅くなって、夜が明けて
往
(
ゆ
)
く方がいゝと思い
先
(
ま
)
ず一同を
呼起
(
よびおこ
)
し
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
勢
常用漢字
小5
部首:⼒
13画
“大勢”で始まる語句
大勢力
大勢籠
大勢集
大勢頭
大勢新聞