“描出”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
びょうしゅつ60.0%
えがきいだ30.0%
えがきだ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
前の方は非我の事相のうちに愛を認めて、これを描出びょうしゅつするので、後の方は我の愛を認めたる上、これを非我の世界にげ出すのであります。
創作家の態度 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
国貞は美貌の侍女じじょ貴公子が遊宴のじょうによりて台榭だいしゃ庭園ていえんの美と衣裳什器じゅうきの繊巧とを描出えがきいだして人心を恍惚こうこつたらしめ
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
私は今まで書物や絵で見ていた江戸時代の数ある名園の有様をば朧気おぼろげながら心のうち描出えがきだした。