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えがきいだ
ふりがな文庫
“えがきいだ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
描出
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
描出
(逆引き)
国貞は美貌の
侍女
(
じじょ
)
貴公子が遊宴の
状
(
じょう
)
によりて
台榭
(
だいしゃ
)
庭園
(
ていえん
)
の美と衣裳
什器
(
じゅうき
)
の繊巧とを
描出
(
えがきいだ
)
して人心を
恍惚
(
こうこつ
)
たらしめ
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
巡査の靴音が橋の上に
留
(
や
)
んで、
背後向
(
うしろむき
)
のその黒い影が、探偵小説の
挿画
(
さしえ
)
のように、保険会社の鉄造りの門の下に、寂しく
描出
(
えがきいだ
)
された時、歎息とともに葛木はそう云った。
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
されど
此
(
かく
)
の如く死したる典型の
中
(
うち
)
歌麿はその技術の最も円熟したる時代にありては全く不可思議なる技能を以て
能
(
よ
)
く個人の面貌の異なる特徴を
描出
(
えがきいだ
)
し見るものを
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
いずれも
市井
(
しせい
)
の特色を
描出
(
えがきいだ
)
して興趣
津々
(
しん/\
)
たるが中に
鍬形蕙斎
(
くわがたけいさい
)
が祭礼の図に、
若衆
(
わかいしゅ
)
大勢
(
たいぜい
)
夕立にあいて
花車
(
だし
)
を路頭に捨て見物の男女もろともに狼狽疾走するさまを描きたるもの
夕立
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
この鮑取三枚続は婦人の裸体をば最も
明晰
(
めいせき
)
なる手法によりて
描出
(
えがきいだ
)
したるもの
也
(
なり
)
。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
えがきいだ(描出)の例文をもっと
(3作品)
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えがきだ
びょうしゅつ