“挿画”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さしえ81.3%
さしゑ15.6%
さふぐわ3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
茶室の隣の三畳に反古張ほぐばりふすまが二枚立ててある。反古は俳文の紀行で、文字と挿画さしえとが相半あいなかばしている。巻首には香以散人の半身像がある。
細木香以 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
東京とうきやうの或る固執派オルソドキシカー教会けうくわいぞくする女学校ぢよがつかう教師けうし曾我物語そがものがたり挿画さしゑ男女なんによあるを猥褻わいせつ文書ぶんしよなりとんだ感違かんちがひして炉中ろちう投込なげこみしといふ一ツばなし近頃ちかごろ笑止せうしかぎりなれど
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
予と船を同じうして欧洲に遊び、予より一年遅れて帰つた徳永柳洲りうしう君が、在欧中の画稿から諸種の面白い材題を撰んでこの書の挿画さふぐわと装幀とに割愛せられたのはかたじけない。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)