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さしゑ
ふりがな文庫
“
挿画
(
さしゑ
)” の例文
東京
(
とうきやう
)
の或る
固執派
(
オルソドキシカー
)
教会
(
けうくわい
)
に
属
(
ぞく
)
する
女学校
(
ぢよがつかう
)
の
教師
(
けうし
)
が
曾我物語
(
そがものがたり
)
の
挿画
(
さしゑ
)
に
男女
(
なんによ
)
の
図
(
づ
)
あるを
見
(
み
)
て
猥褻
(
わいせつ
)
文書
(
ぶんしよ
)
なりと
飛
(
と
)
んだ
感違
(
かんちが
)
ひして
炉中
(
ろちう
)
に
投込
(
なげこ
)
みしといふ一ツ
咄
(
ばなし
)
も
近頃
(
ちかごろ
)
笑止
(
せうし
)
の
限
(
かぎ
)
りなれど
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
真逆様に四番目の男の
傍
(
そば
)
を遥かの下に落ちて行つた話などが、
幾何
(
いくつ
)
となく載せてあつた間に、
錬瓦
(
れんぐわ
)
の
壁
(
かべ
)
程急な
山腹
(
さんぷく
)
に、
蝙蝠
(
かうもり
)
の様に
吸
(
す
)
ひ付いた
人間
(
にんげん
)
を二三ヶ所点綴した
挿画
(
さしゑ
)
があつた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
夫人の眼にはおてんと様と博士の顔とむかし読むだロビンソン・クルウソウの
挿画
(
さしゑ
)
がごつちやになつてくるくる舞ひをするやうに思はれた。夫人はいきなり
船室
(
ケビン
)
に駈け込んで横に倒れた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
面白いのは銅版画の
挿画
(
さしゑ
)
に、どれも支那人が
描
(
か
)
いてある事である。Beautiful の宮殿へ来た所なども、やはり支那風の宮殿の前に、支那人の Christian が歩いてゐる。
本の事
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
拾号
(
じふがう
)
からは
又
(
また
)
大いに
躰裁
(
ていさい
)
を
改
(
あらた
)
めて(十月
廿
(
にぢう
)
五日
出版
(
しゆつぱん
)
)
頁数
(
ページすう
)
を
倍
(
ばい
)
にして、
別表紙
(
べつびやうし
)
を
附
(
つ
)
けて、
別摺
(
べつずり
)
の
挿画
(
さしゑ
)
を二
枚
(
まい
)
入れて、
定価
(
ていか
)
を十
銭
(
せん
)
に上げました、表紙は
朱摺
(
しゆずり
)
の
古作者印譜
(
こさくしやいんぷ
)
の
模様
(
もやう
)
で、
形
(
かたち
)
は四六
倍
(
ばい
)
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
▼ もっと見る
謎
(
なぞ
)
も有れば
画探
(
ゑさが
)
しも有る、
首
(
はじめ
)
の
方
(
はう
)
には小説を
掲
(
かゝ
)
げて、
口画
(
くちゑ
)
も
挿画
(
さしゑ
)
も有る、
是
(
これ
)
が
総
(
すべ
)
て社員の手から
成
(
な
)
るので、
其
(
そ
)
の
筆耕
(
ひつこう
)
は
山田
(
やまだ
)
と
私
(
わたし
)
とで
分担
(
ぶんたん
)
したのです、
山田
(
やまだ
)
は
細字
(
さいじ
)
を
上手
(
じやうづ
)
に書きました、
私
(
わたし
)
のは
甚
(
はなは
)
だ
醜
(
きたな
)
い
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
“挿画”の意味
《名詞》
本文中に挿入された絵。挿し絵。
(出典:Wiktionary)
挿
常用漢字
中学
部首:⼿
10画
画
常用漢字
小2
部首:⽥
8画
“挿画”で始まる語句
挿画家